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"百名山"の人たちが登ったという八甲田山(大岳)は、中腹までロープウエイで行けて、しかも
たくさんの登山者が数珠つなぎのように登っているという有様なのに……
私達が登った(高田大岳)は、ご覧の富士山のような山容で、しかも登山道が
(フツーはジグザグについているものなのに)ほぼ一直線の直登で、相当にハードなものでした。
で、この絵は、山頂から下って、鞍部で振り返ったところなんですが…
さらに、あとひと山越えて、硫黄の匂いがする不気味な谷を下って、
酸ヶ湯温泉までたどり着かなければなりません。
一瞬、映画「八甲田山 死の彷徨」のシーンが思い浮かびましたが、幸いこの日は
夕方まで晴天で、「天は我らを見放し…」はしませんでしたが、たどり着いた宿の門前には
うれしい「灯」が入っていました。